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1400年の夢 [ぶらり生活]

2015年10月27日
今日も快晴!
客人の計画で法隆寺の見学に車で出かけた。
快適なドライブが出来た。
が、法隆寺は、団体旅行や修学旅行の皆さんでごった返していた。

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とりあえず、お目当ての夢殿に向かった。

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こちらは、なぜか見学者は比較的少なく、のんびりと見学できた。
ここには、聖徳太子等身大の秘仏、救世観音像が1400年の時を経て
静かに夢見ておられる。
聖徳太子は、この観音様の化身だったと言われているそうな。
いにしえに思いをはぜながら、お隣の中宮寺へと足を運ぶ。
こちらは、ますます参拝者は、すくなくて静かである。

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私は、この寺の如意輪観世音菩薩(国宝)があまたの仏像の中で一番好きだ!
京都の広隆寺の弥勒菩薩なんてひじゃない。

で、引き返して法隆寺境内の見学となった。

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意外とみるところが多くて、疲れてしまった!

ところで、法隆寺に来て、駐車場を探してたら
「当店のお客さんは無料」というお店が有り駐車した。
お土産やカフェがあるので、「帰りによりましからよろしく」と店の方に声をかけると
愛想のいい返事が返ってきたのだ。
そんなわけで、お昼でもあるし、そのお店で一休みと思って行ってみると
6台ほど止まっていた車は、僕らの車1台しかない。
でお店に入ろうとしたら、なんと、鍵が掛かった居るではないか!
中をガラス越しに覗いてみるが、人影なし!
まか不思議な事態に唖然!
本当なら来客で大忙しの時間帯なのにと頭をかしげるが・・・・・
なにか大変なことでもあったのだろうかと人ごとながら心配である。
そんなわけで、駐車料はなしで、唐招提寺に向かわせてもらった。

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正面が国宝の金堂である。
僕にとっては唐招提寺といえば堀辰雄である。
彼の『大和路 信濃路』の10月の抄の文章を思い出す。
確か中学生の国語だったと思うが、そこに掲載された一文が
なぜか僕の心にず~~~っと残って居るのだ。

『僕はきょうはもうこの位にして、此処を立ち去ろうと思いながら、
最後にちょっとだけ人間の気まぐれを許して貰うように、
円柱の一つに近づいて手で撫でながら、
その太い柱の真んなかのエンタシスの工合を自分の手のうちにしみじみと味わおうとした。
僕はそのときふとその手を休めて、じっと一つところにそれを押しつけた。
僕は異様に心が躍った。そうやってみていると、夕冷えのなかに、その柱だけがまだ温かい。
ほんのりと温かい。
その太い柱の深部に滲しみ込こんだ日の光の温かみがまだ消えやらずに残っているらしい。
 僕はそれから顔をその柱にすれすれにして、それを嗅かいでみた。
日なたの匂いまでもそこには幽かすかに残っていた。……
 僕はそうやって何んだか気の遠くなるような数分を過ごしていたが、
もうすっかり日が暮れてしまったのに気がつくと、ようやっと金堂から下りた。
そうして僕はその儘まま、自分の何処かにまだ感ぜられている異様な温かみと匂いを
何か貴重なもののようにかかえながら、
既に真っ暗になりだしている唐招提寺の門を、いかにもさりげない様子をして立ち出でた。』

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いにしえの空気を吸い、堀辰雄の作品を追体験した一日でした。

でもほとほと疲れ果てて、秋篠寺行きはあきらめて、家路についた。


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コメント 2

斗夢

大和路も観光シーズン、修学旅行シーズンですね。
あまり歩いていませんが、大和路のお寺さんは京都とは違うように感じます。
by 斗夢 (2015-11-05 04:39) 

風の友

斗夢さんへ
大和路のお寺さんは、京都に比べるとなんだか少しのんびり
歩けるような気がします。
落ち着きますよ。
by 風の友 (2015-11-05 21:35) 

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